いわむらの四季
季節折々で変わる岩村の美しい四季をおたのしみください。
春のいわむら
岩村城の麓(ふもと)にあり、藩主や町の偉人が眠る大名墓地に咲く大名桜は樹齢200年を越え、町の桜より一足早く開花する。その花の色はやや赤みが強く、大名墓地の桜にふさわしい気品を湛える。
吉田川経塚の枝垂れ桜や阿弥陀堂の桜など、“いわむら”には数多く桜の名所・名木がある。
写真は太鼓櫓に咲く夜桜。
“いわむら”は標高500メートル前後と標高が高いせいか、桜の見ごろは、都市部に比べて少し遅めで、例年4月の中旬ごろ。
また、日本では中部地方のごく一部でしか見られないシデコブシが「こぶし公園ふれあい親水公園」付近の小沢(おさわ)山で自生。愛らしい花が好まれ、世界中で花木として賞用されるシデコブシは、 例年4月上旬に見ごろを迎える。
穏やかな空気感と美しい風景を楽しむなら「春」。
いわむら春のイベント
いわむら城下町のひなまつり
期間:3月〜4月
場所:岩村城下町
(重要伝統的建造物群保存地区とその周辺)
いわむら城下町のひなまつりは、国の重要伝統的建造物群保存地区を中心とした“歴史の城下町”約90箇所に雛人形を展示。江戸時代から伝わる雛人形や装飾が見事な御殿雛、色鮮やかな土雛などバラエティに富んだ御雛様が、歴史情緒漂う古いまち並みを彩る“いわむらの春”の風物詩。
飯羽間ホタルまつり
期間:6月 (平成25年度~開催中止)
場所:飯羽間浄化センター前広場
飯羽間ホタルまつりは、小川と田んぼに囲まれた小さな広場で大切に育てた蛍の舞を見ながら優しい竹灯篭の灯に包まれ、心に染み入る中国琵琶と中国笛の音を堪能する素朴な田舎のまつりです。
ホタルは清流の象徴。美しき自然環境を有する岩村町飯羽間地区のシンボル的イベント。
夏のいわむら
毎年7月下旬から「いわむら城址薪能」が開催される日まで、岩村城跡に幻の城が登場。
夜に城下町から城山を見上げればそこに天守閣が存在するかのような錯覚を覚えてしまう。
この城は、商工会青年部が中心となり「岩村城再建」という壮大な夢のもとに期間限定で“いわむらの夏”を演出する。
“いわむら”の夏はアツい!
都市部に比べて気温的には涼しい“いわむら”。足早に過ぎ去る“いわむら”の夏は、多彩なイベントが開催され、普段の城下町とは雰囲気の違う町の趣(おもむき)を堪能することができる。
“いわむら”の勢いといつもと違う風情を感じたいなら「夏」。
いわむら夏のイベント
いわむら夏祭り「大変装行列」
期間:8月
場所:岩村本通り
いわむら夏祭りの「大変装行列」は、昭和23年に始まった伝統の“コスプレ”祭?
町内(自治会)ごとに、その年の流行や町の歴史をテーマとした変装行列を仕立て、歴史の町並みを行脚します。この時とばかりに勇んで女装する町内(自治会)もあり、名物となっています。
ザ・縁日
期間:8月
場所:岩村グラウンド
ザ・縁日は、昔懐かしい雰囲気が味わえる。盆踊り・ミニコンサートなど楽しいアトラクション のほか、水風船やお面、輪投げやサイコロゲームなど多数開催され、友人・親子、家族で楽しめるイベント。
地元の有志によるラーメンやねぎま、かき氷やクレープなどの販売もあります。まさに「ザ・縁日」!!
イベントのメインとして、真夏の夜空を彩る『ふるさと創生花火』が、豪快に打ち上げられます。
また、岩村城の再建という壮大な夢を目標に開催されており、その売上金は『岩村城再建基金』に寄付されます。
いわむら城址薪能
期間:8月
場所:岩村城藩主邸跡(雨天:恵那特別支援学校体育館)
いわむら城址薪(たきぎ)能は、岩村城の永い永い歴史を見守ってきた老松を背景に、かがり火を焚き、自然景観を活かした特設舞台で開催される野外能。
薪能が開催される会場は、かつて岩村藩の藩主邸があった場所で、岩村城や岩村城下町の歴史を見つめてきた見事な枝ぶりの老松が舞台の背景となります。月の光と薪(たきぎ)の薄明かりの中で上演される能はなんとも言えない趣があり、日本の伝統芸能の醍醐味を存分に味わうことができます。
秋のいわむら
(財)日本城郭協会から日本百名城のひとつに認定された岩村城跡の紅葉をはじめ、秋の収穫期を迎えて黄金色に染まる農村景観日本一と称される田園など、自然資源にも恵まれる“いわむら”。
今から380年前から続く「岩村秋祭り神輿渡御行列」は、最も“いわむら”の伝統を視覚的に感じることができるイベント。
豊富な自然資源と伝統の佇まいを感じるなら「秋」。
いわむら秋のイベント
秋の月待ちお堂めぐり」
期間:9月(平成26年度開催未定)
場所:岩村町富田(農村景観日本一地区)
秋の月待ちお堂めぐりは、農村景観日本一地区(富田地区)に点在する5つのお堂を含めた10ヶ所のポイントを巡るスタンプラリー。秋の収穫期を迎え、黄金色に染まった田園が舞台となります。ゆったりとふるさと情緒を感じながら、赤とんぼと共に散歩します。ゴール会場では、日本一の田園産とれたての新米や野菜など、お堂めぐりならではの賞品が当たる、完歩者抽選会があります。座らずに巡ると「願いが叶う」という地域に伝わる言い伝えを現代風にアレンジしたイベントです。
親子や同級生、茶飲み友達と一緒にのどかな田園の休日を、満喫してみませんか?
岩村秋祭り(神輿渡御行列)
期間:10月
場所:武並神社~岩村城下町~八幡神社
岩村秋祭りは、毎年10月第1週の土曜日から日曜日にかけて行なわれる「いわむら秋まつり行事」は、岩村城を築いた加藤景廉の子である景朝のご神体を神輿に乗せ、時代衣装を身にまとった総人員約300人が長さ300mに及ぶ行列を整え武並神社を出発、岩村本町通り(重要伝統的建造物群保存地区)約1.7kmを練り歩き、神輿を景廉が祀られている八幡神社に運びます。神輿は景廉のもと、親子対面を果たして一夜を過ごし、翌日、再び神輿は行列によって武並神社に帰ります。
行列の役割・内容などは嘉永5年の「武並宮御祭礼規定」にある次第と基本的に変化していません。また、行列中の御神馬に使用する飾馬具は、天保の頃のものが使用されています。
夜には獅子舞保存会の獅子舞が演じられる。獅子が口や足を使って書を記す演目「葛の葉」は必見!!
いわむら城下おかげまつり
期間:11月
場所:岩村本通り
いわむら城下おかげまつりは、平成23年度より28回続いた「岩村町産業祭」をリニューアルして開催された「地域への感謝」をテーマとしたイベント。ホットな田んぼの収穫祭も兼ねる。平成24年度には会場を岩村城下の町並みに移し、1日で1万3千人を集める大イベントへとなりました。
餅投げ大会をはじめとして各種の楽しいイベントが盛りだくさん。 ふるさと・ゆかりの郷協定都市の愛知県知多市、愛知県西尾市、静岡県伊豆市、静岡県藤枝市、静岡県掛川市などからの参加もあり、特産品などの販売が行われます。
冬のいわむら
冬の寒さが厳しい“いわむら”。
昼夜の気温の寒暖差が大きく、降雪量が少ないことから、寒天の生産に適しており、かつては寒天の産地として知られました。1月には恵比須まつり、2月には造り酒屋の新酒の蔵開きがあり、多くの人で賑わいます。
染み入る寒さに身を引き締めて五感で楽しむなら「冬」。