ニュースアーカイブ

【報告】いわむら暮らし探訪まち歩き&空き家バンク利用者登録会

1月26日(日)、岩村町の伝建地区周辺を中心とした、まち歩きイベントを開催いたしました。

この企画は、岩村での暮らしに感心を持つ方を対象に、古い町家の残る伝建地区での生活を身近に感じながらイメージを膨らませてもらうというもので、所有者の方から了承を得た数軒の空き家・空きスペースの内覧も実施しました。

当日は一般公募で応募された14名と、町内関係者等を加えて、岩村駅を出発。

内覧した空き家はどこも築100年を超えるような、昔ながらの造りが色濃く残るものばかりで、普段目にしない珍しい建物の構造や、お家に残る一昔前の生活の痕跡に、驚きと発見の連続となりました。と同時に、人が住まなくなってから数年で家屋の傷みが劇的に進んでいる現状に、古い町並みが抱える問題を垣間見ることとなりました。

 

所有者の方の立会いがあったお家では、建物にまつわる歴史や思い出話なども直接お伺いすることができました。

途中、町内で自身の所有する建物の軒先を自分で改修され、共有のギャラリー等で活用されている方からの話もあったり、観光目的ではなかなか訪れることのない伝建地区から外れた地域の散策なども行い、城下町の様々な表情を楽しみました。

3時間に及ぶ町歩きが終わったあとは、上町まちなか交流館で、ホットいわむらから古い建築の多い町並みの中で暮らすことでの楽しさや苦労について、また移住実践者による地域の中で自分を活かしながら協調していくことの大切さについて発表がありました。質疑応答も交え、実際に町なかで暮らす人たちからの生の声に、参加者も外からではわからない生活のリアルな部分に触れることができた様子でした。

最後に恵那市の暮らしサポートセンターから、空き家バンク制度の説明が行われ、利用者登録について数組の参加者から問い合わせがありました。

ホットいわむらの空き家対策の中で、空き家見学は初めての試みでありましたが、内外の関心の大きさを実感すると同時に、今後の課題の大きさもまた浮き彫りにされ、更なる取り組みの必要を感じました。

今後この企画から得られた成果をもとに、さらなる対策に取り組んでまいります。ホットいわむらの空き家対策にどうぞご注目ください。

このページの先頭へ